282)フィールド・レコーディング(11)
8月31日、晴。山中温泉に流れる大聖寺川の渓谷鶴仙渓(かくせんきょう)。この日は、友人に山中を案内されつつ一緒にフィールド・レコーディングをした。ちなみに、山中は子どもの頃以来の約30年ぶりだ。
鶴仙渓には1km弱の遊歩道がある。使河原宏デザインのあやとり橋から総檜造りのこおろぎ橋までがそうだ。その中程で、本流に流れ込む細流を見つけた。水位が低かったので、細流に降り、倒木で遮られた地点まで進んでみた。後で地図を確認すると、あやとり橋奥にある白山神社裏に繋がっていた。
しかし、距離も道のりも大したことがない観光地なのに、かなり疲れてしまった風邪の病み上がりだったので、そもそも体力が無かったのかも知れない。ここらへんで一度、歩く場合のフィールド・レコーディングの装備を考えた方がよさそうだ。
という訳で、今後の活動のために三脚が取り付けられるリュックが欲しくなった。機材バッグよりも登山リュックの方が理想に近い気がする。もちろん、機動力に全振りするならハンディ・レコーダーでもいいが、やはりもう少しいい音で録りたいという欲が出る。
なお、今回は可搬性の都合からカメラレンズをズームから単焦点に変えた。F1.4という明るさに甘えてしまい、焦点距離前後がボケボケになってしまった。
2023-09-07