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金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


263)フィールド・レコーディング(5)

4月1日、晴れ。富山県中央植物園。前回に引き続き、超指向性マイクのATM57aを2本つかって、NOS方式を試してみた。が、三脚のクイックシューを忘れる大失態。仕方がないのでマイクバーを素手で掴んで録音した。今回も低域カットをしていないが、幹線道路が隣接しているのと、風が強いのでノイズがかなり入ってしまった。最後にEQを使ったものも紹介する。

【富山中央植物園の奥】
【富山中央植物園の水辺】

NOS(Nederlandse Omroep Stichting)方式は、2本のマイクの開き角を90度にして、先端を30cmの間隔にして録音する。また、そのまま開き角を110度くらいまで開いたものも試してみた。

植物園の水辺 ATM57a - NOS方式
植物園の水辺 ATM57a - NOS方式?(間隔大)

NOS方式はORTF方式に似ているが、より使いやすい気がする(バランスがいい?)。NOS方式から間隔をさらに開いたものは、フィールド・レコーディングとしてはやりすぎだ。そのうち、無指向性マイクを2本使ったAB方式も試してみたい。

【エナガ】

しかし、風音の問題をどうにかしたい。スポンジタイプのウィンドウジャマーを付けているが、そよ風ならどうにかといった感じで、すこし風が吹くと「ボボボ」と鳴ってしまう。より風に強いファータイプのものも持っておきたい。まあ風ばかりは当日にならないと分からないし、時間があればゆっくりと待つことも必要か。

ちなみに、風音はEQである程度消せる。また野外では普通80kHz以下をカットして録音する。

ATM57a - 録音したそのまま
ATM57a - EQで1kHz以下をバッサリとカット

1kHz以下をカットすると、風音とロードノイズがほぼ聞こえなくなり、せせらぎの音が聞こえてくるのが分かる。その一方で、音の豊かさも失われている気もする。鳥の声だけを録りたいのならこれでいいが、環境全体を録りたいのなら、あまりEQをいじらないに越したことはないと思う。というわけで、やはり録音時に耳で確認しながら低域カットするのが最善である。

2023-04-18