201)作詞奮闘記(2)
“詩”にメロディーがついたら“詞”になるのかと思っていたが、制作段階決まるようだ。前提が、文字として読むことなら“詩”、音楽として聞くことなら“詞”である。つまり、僕が書いているものは“詞”ということになる。ゲーテの「魔王」やミュラーの「冬の旅」は、曲が付くこと前提ではないので、シューベルトが曲をつけたとしても“詞”ではなく、“詩”のままなのだろうか(ちなみに、楳図かずおは“詩”ではなく“詩”を好んで使っている)。
さて、2つ目の詞を書いた。人生を海、指針となる思想や技術といった「強み」を灯台に見立てた。人生において困難に遭遇したとしても「強み」があれば乗り切れる。だが、その「強み」は自分で作り上げなければならない。
しかし、短い詞にメロディーをつけるのは難しい。可能な限り単調にならないよう、また難しくなりすぎないメロディーを意識した。だが結局、断片的な思いつきを突っ込んでしまう。
2022-01-27