199)作詞奮闘記(0)
作詞。これが本当に難しい。もちろん歌詞の話である。歌詞のない歌物がそれなりにあるので、歌詞をつけて発表したいと思っている。
しかし、どうやって歌詞を発想すればよいのか。作詞に関する本を何冊か立ち読みしてみたのだが、いずれもエッセイ的であって理論的なものではなかった。きっとメロディーの作り方と同じで体系化できるものではないのだろう。
歌詞が書けない理由はわかっている。歌詞を“全く”聞かないから、つまり知らないのだ。というわけで簡単なものから書いていく他なさそうだ。短い曲のための歌詞を書いて、それにメロディーを付けて「完成」とする。
ちなみに、ぼくでもいいと思ったことのある歌詞もある。『赤毛のアン』のエンディング曲《さめない夢》である。
はしっても はしっても
おわらない 花の波
みずうみは遠く
もえるくもは もっと遠く
花の中で 一日は終る
さめない 夢みたいに
さめない 夢みたいにねむっても ねむっても
きこえる 水の音
夕暮れはやさしく
かねのおとは もっとやさしく
アボンリーで 一日は終る
さめない 夢みたいに
さめない 夢みたいに
2022-01-20