170)給付金の支給が遅すぎる
この話題は何度目かわからないのだが、いくらなんでも給付金の支給が遅すぎる。少し前に、一時給付金を申請したのだが、ステータスが「申請内容確認中」から全く変わらない。商工会議所で事前確認しているのだから、申請してから少なくとも一週間以内には振り込んで欲しい。大量の書類を準備したのに、一体なんのための事前確認か。
金沢市では、新型コロナウイルス感染拡大防止として、要件を満たす飲食店に対して、3〜10万/日の協力金が支給される。その要件とは、5月16日~6月13日の間、時短営業及びアルコール類の提供自粛に応じるというものだ。主としてバーやキャバクラ・ホストクラブを対象としているのだろう。
だが、この協力金を申請できるのは、なんと6月半ば以降だというのだ。また、業種を問わず、4月以降の売上を最大10万円まで補助する月次支援金の申請も同じく6月半ばから始まる。そして、実際に振り込まれるのが一体いつになるのかは誰も知らない。
すでに資金繰りが間に合わない事業者も多くでていると聞く。金沢駅前にある金沢フォーラスでは、今年に入ってから小売店の閉店が相次いでいる。給付金が素早く支給されていれば、違う結果だったかも知れない。やはり、給付金を素早く給付するためにも、縦割りを超えたシステムが必要なのではないか。
デジタル化が最も進んでいる国として、バルト三国の一つエストニアがあげられる。エストニアには、X-Roadというシステムがあり、確定申告が自動で行われている。このシステムを大国である日本でそのまま運用するのは難しいだろうが、せめて事業者には近いものを用意してもよいのではないか(事業用の資金を見られる分は困らないだろう)。
とはいったもの、デジタル庁、というか日本には無理ですね、はい。パソナに中抜させる技術は超一流なんですが。
2021-06-03