131)発信すること
一ノ瀬さんの「作曲法サポートページ」が大幅に縮小した。日本語のページで和声法や対位法、十二音技法といった、クラシックの音楽理論を幅広く公開していた数少ないサイトだったので、少しさびしい気持ちである。今後は、音楽に限らない様々な内容を発信していきたいとのことだ。なお現在は、読むことで和声法を学べる、「和声読本」というページのみが公開されている。
ふと、音楽理論を半端に公開することに意味はあるのだろうか(本サイトのこと)、と思うことがある。音楽理論は、実践なくしての理解は困難だろうし、また噛み砕いた表現が誤った知識として固定されて、伝播する可能性があるからだ。本当は、作曲法サポートページのように、音楽理論を体系立てて鳥瞰的に解説したいが、時間や能力的に厳しい、というのが実情だ。しかし、挑戦してみる価値はありそうだ。
追記(2020-08-28):そういえば、とあるサイトで一ノ瀬さんが作成した譜例を、透かし文字まで入れて使っていたことを思い出した。それが許諾を得たものなのか、はたまた無断引用なのかまでは分からない。
2020-08-21