^220）Web3.0に抗って

LINEが運営する「BLOGOS」が5月31日をもってサービスが終了した。31日「まで」読めると思っていたのだけど、31日「で」読めなくなっていた。最後に改めて読みたかった記事が読めなくて困った。ビジネスである以上、サービス終了も仕方がないことかも知れないけど、良質な資産も多いので何かしらの形で残して欲しい。

そして終了するのはBLOGOSだけじゃなくて、noteの「cakes」やスマートニュース社の「SlowNews」も順次サービスを終了する。ファストなメディアが台頭する中、長文テキストによるスローな論壇サイトは時代のニーズに合わなくなったとも言われるが、あまりそうは思わない。ファスト／スローなメディアは対立するものではないし両立可能だからだ。

ぼくは、記事を読むときファスト／スローなメディアかなんて意識しない。結果的に両方のメディアに触れているし、それが特別なことだとはちょっと思えない。そうなると、ニーズの問題は読者側にはなく、ネット広告というビジネスモデル側にあるのではないか、とも思えてくる。なぜなら、ファストなメディアの方が広告を安定して多く表示できるからだ（多分）。

ところで、タイトルを「Web3.0に抗って」にしたけど、Web3.0が何なのかイマイチ分からずに付けた。というかWeb2.0ですら怪しい。よく言われる双方向性ってだけなら、90年代のパソコン通信時代のBBS（電子掲示板）だってそうでしょう、と思う。Wikipediaの「Web_2.0#Web_1.0」を読むと、歴史的な区分のようで、実はビジネスモデルの話しに見える。そう考えると、Web3.0の胡散臭い説明にも納得がいく。

まあどうでもいいか。今後も好き勝手にだらだらと文章を書いていきます。

2022-06-02