64)Raspberry piに奮闘する
流行から遅れること数年、やっとRaspberry pi(通称、ラズパイ)を購入しました。僕が買ったのは「Raspberry pi 3 Model B」という一般的に普及している(と思われる)モデルです。ラズパイは実店舗では中々見かけませんが、金沢市にあるマルツ電波というお店で売っていました。店頭で知りましたが、ラズパイは同じモデルでも中国製、イギリス製、日本製があり、性能は同じで細かい部品が違うようです(値段も日本>イギリス>中国の順で高い)。また、ラズパイ本体(基盤)は5千円前後ですが、それとは別に2.5Aの電源、32GでClass10以上のmicroSDカード、そしてケースが必要となるので、結局1万円くらいかかりました(センサー類が必要ならもっとかかる)。
というわけでラズパイにOSをインストールします。ラズパイの公式OSはRaspbianというDebianからフォークされた32bitのLinuxディストリビューションです。しかし、Raspbianはクセが強すぎたので、ラズパイ用のCentOS 7(32bit)をインストールすることにしました(ラズパイ用というのは、ラズパイがARMという組込み用のアーキテクチャを採用しているので、それに対応したものを指すようです)。
さて、実はCentOS 7は公式で64bitしか配布していません。つまり、CentOS 7のリポジトリにある多くの64bitアプリケーションは、ラズパイにインストールした32bitのCentOS 7では動かないのです。とりあえず最低限のアプリケーションは32bitでも動くものが用意されているので、どうにかなっていますが、機能が制限されただけのLinuxマシンになってしまいました。
そんなこともあり、我が家のラズパイはすでにくさっています。しかし、この奮闘から生まれた知識と知恵はあるので、ラズパイにCentOS 7をインストールしてssh接続するまでを、近いうちにnoteにまとめようと思います。(ちなみに、ラズパイ3のハードウェアは64bitに対応しています。fedoraやSUSEといったディストリビューションはラズパイ用を64bitで配布しているので、これらを使うという選択肢もあります。)
2019-04-08