47)デスクトップ環境を変更
Linuxの魅力の一つに、デスクトップ環境の選択があります。デスクトップ環境とは、アイコンや画像の表示やマウス操作などを包含したシステムです。代表的なものに、Gnome、KDE、Xfceなとがあります。なお、サーバーとして使用する場合は、デスクトップ環境をインストールしないことがあります。その場合はコンソールと呼ばれるコマンド入力のみを受け付ける画面になります(実際はデスクトップ環境をインストールして、コンソールのみ起動する設定(Run Level 3)にしておくことが多いと思います)。
さて、以前にラップトップにLinux Mintをインストールし、デスクトップ環境をCinnamonにしたという記事(Linux Mint)を書きました。ところが、このCinnamonは僕のマシンには少し重いようで、設定画面やブラウジングの際の描写に軽度な遅延を起こしてしまいます(それでもGnome 3より軽い)。そこで、デスクトップ環境を軽量のMATEに変更してみると、遅延を感じない軽快な動作をするようになりました(それでも全く気にならないレベルではない)。そもそも、Linuxに多機能で豪華なデスクトップ環境を求めるのはLinuxの思想的に間違っている気がします(おとなしくmacOSを使った方が良いです)。ちなみに、CinnamonもMATEもそれぞれ、Gnome 3、Gnome 2からフォーク(派生)されたものです。
最近は、Linuxを触るのが楽しすぎてMacbookも持ち歩かなくなってきました(Virtual BoxでCentOSとMintは入れてあります)。macOSのインターフェースの統一感や、トラックパッドといったGUI周りの圧倒的快適さは魅力ですが、ターミナル周りはどう頑張ってもBSD/UNIXではGNU/Linuxには勝てないですね(近づけることはできる)。
2018-10-23