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金沢音楽制作

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石川県で中・高の教育免許状を申請する方法

石川県かつ令和5年度(2023年)の場合について述べています。他都道府県と手続きが異なる場合があります。また、筆者が経験した範囲だけを記述しています。

石川県許育委員会の申請に関するページは、「石川県公式サイト」にあります。ホームの県政基本情報から「教員委員会」に進み、教職員関係の横にある「教職員課のページへ」に進み、行政活動に関する情報にある「申請・届出案内(教員免許状申請等)」に進みます。


自身で、教育免許状を石川県教育委員会に申請する方法を、筆者の経験から、中学校および高等学校、そして教育領域を追加する場合について述べます。

通信大学等で教職課程を履修した場合、教育免許状(以下、教免)の取得を自身で行うのが一般的で、これを個人申請といいます。なお、大学が申請する場合は一括申請といいます。

独立した結論は、項の先頭に枠線で囲んで提示します。結論に至る文章も読んでください。

授与と検定

授与は、中学たまは高校の教員免許状を初めて受け取る場合に申請します。授与で受け取った免許状が基礎免許状になります。出願書類は「別表第1、別表第2」です。

検定は、同校種かつ他教科の免許状を追加で取得する場合に申請します。同校種とは、中学なら中学、高校なら高校であることです。申請には、授与で受け取った基礎免許状が必要です。出願書類は「別表第4」です。

教員免許状を申請する時、授与と検定があります。この2つの選択基準について例示しながら説明します。難しい訳ではないのですが、石川県教育委員会のサイトの説明はちょっと分かりにくいです。

授与は、中学や高校の教員免許状を初めて申請する場合に選択します。別表1(教育職員普通免許状「授与」出願書類これは、基礎免許と呼ばれるものです。筆者の例でいうと、中学・音楽と高校・音楽の免許状をそれぞれ授与で申請しています。あり得るか分かりませんが、中学・数学で高校・英語、という変則的な場合もあるかも知れません。

検定は、同校種(中学か高校)の基礎免許状から他教科の免許状を追加で取得する場合に選択します。筆者は、高校・情報の免許状を検定で受け取っていますが、これの基礎免許状は高校・音楽です。つまり、中学なら中学の高校なら高校の基礎免許状が必要です。もし、筆者が科目等で中高・数学の単位を修得した場合、中学と高校それぞれの検定が必要になります。

出願書類は、教育職員普通免許状「授与」出願書類の別表第1、別表第2と、他教科免許状「検定」出願書類の別表第4があります。題目が違うだけで記述する事柄は同一になっています。記入で特に悩むポイントはないと思います。

申請の注意点と必要なもの

申請書に不備がなければ、3週間程度で免許状が届きます。簡易書留なので、手渡しでの受け取りになります。不在だった場合は不在通知票投函され、再配達依頼ができます。

いつでも申請できる

石川県では、個人申請の受付期間に制限がなくいつでも申請できます。他都道府県では、2〜3月は個人申請を受けつない、といった場合もあるようです(東京都)。

複数の免許を申請する場合

申請する免許の数だけ申請書を用意します。たとえば、中学校一種数学と高等学校数学をまとめて申請する場合は、2つの申請書と提出書類(証明書)が必要です。まとめることも可能かも知れませんが、試してないので分かりません。

大学から取り寄せる証明書

授与の場合、大学から取り寄せる証明書は以下の2点です。検定の場合は、「学力に関する証明書(教免用)」のみになります。特に何ヶ月以内発行のもの、という決まりは無さそうです。

  1. 学力に関する証明書(教免用)
  2. 卒業証明書(検定の場合は不要)

もし、学力に関する証明書に複数の種類がある場合は「教免用」と指示されたものを取り寄せてください。

介護等体験の証明書

中学の教員免許状を授与する際には、介護棟体験の証明書が必要です。紛失した場合は大学に相談するしかないと思います。なお、「介護等体験の証明書」を大学で管理している場合もあるようです。

石川県証紙

石川県証紙が必要です。石川県証紙は北國銀行で購入できますが、15時で窓口が閉まります。金沢市であれば、石川県庁売店(8:00-18:00)や各警察署の交通安全課(8:30-17:15)で購入できます。

授与は3,300円、検定は5,000円分の石川県証紙が必要です。複数の授与や検定をする場合は、申請用紙を分けて過不足なく貼ります。一枚にまとめて貼ってはいけません。

書類に不備があった場合は、書類と共に石川県証紙も戻ってきます。

返信用封筒

返信用封筒には460円切手を貼ります。簡易書留で送付されるので、少し高めです。直接提出したり、取りに行くことも可能です。筆者は、返信用封筒に切手を貼り忘れたので、県庁まで取りに行きました。

旧法・新法について

教職課程を、2018年(平成30年)度までに入学したなら「旧法」を、2019年(令和元年)度以降に入学したなら「新法」を請求します。不安な場合は大学に問合せてください。

大学に「学力に関する証明書(教員免許状申請用)」を発行依頼する際、「旧法・新法・新々法」から一つを選択する必要があります。これは教職員免許法の改定に伴って必要な単位が異なっているためです。どれを選択するかは「入学した時期」によって決定されます。卒業年度は関係ありません。

具体的には、2019年4月以降は新免許法(新法)、それ以前なら旧免許法(旧法)です。たとえば、2018年9月に入学した場合は、卒業年度に関係なく旧法になります。もし、在学が継続されなかった場合は、その再開時期の免許法が適応されます。つまり、卒業あるいは退学し、科目等で履修し直した場合です。

また、新々法というものもあるようです。これは、大阪芸大の「「学力に関する証明書」の発行について(お願い)」にて、2022年4月以降より新々様式(新々法)に変更になっています、と書かれています。しかし、他大学では新々法という項がなく、書類上は新法と同じなのかも知れません。

入学年度と免許法
入学年度 免許法
令和4年度以降 新々法(=新法?)
令和元年度以降 新法
平成12年度以降 旧法
平成2年度以降 旧々法
平成元年度以前 旧旧々法

教育委員会への問合せ方法

規定のWordファイルに質問を記入し、メールに添付して送信します。Wordファイルは、「申請・届出案内」からダウンロードできます。お問い合わせフォームからではないので、注意が必要です。

問い合わせはメールをおすすめします。石川県教育委員会ののページにある「申請・届出案内」にあるWordファイルに質問を書いてメールに添付して送ります。ちなみに、印刷して手書する前提で作られたのWordファイルになっています。

直接伺う場合は、石川県庁の17階の南側に位置する石川県教育委員会教職員課なります。窓口のようなものはなく、いきなり事務になっています。対面や電話での問い合わせはおすすめしません。

参考サイト

他都道府県の教育委員会のサイトでは、フローチャートや記入例などが例示され、丁寧に説明されています。石川県と全く同じという訳ではありませんが、参考になります。

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