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金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。

資格課程の単位引き継ぎの罠

芸通では、規定された卒業要件を満たすと、その期で自動的(強制的)に卒業になります。履修中の科目や資格課程があったとしてもです。その救済措置として、学習状況を科目等に引き継げるシステムがあります。これで安心かと思えば、全くそんなことありません。引き継げるのは「学習状況」です。学習状況とは、単位取得はしてない科目の課題や試験結果を引き継げる、というものです。つまり、もう一度履修し直す(=学費を支払う)必要があります。

安全のためにも資格課程は、自分にとって重要度の高い資格一つに絞って、急がない資格については、卒業後に科目等で取ることをおすすめします。ただし、教職だけは特別で、教育実習や介護等体験を含む教職の共通科目は正科生しか履修できません。科目等で履修できるのは各教科の専門だけになります。

引き継げるのは1種類のみ

教職・学芸員・司書といった資格課程が中途の状態で卒業した場合、科目等に引き継げるは3つの資格のうち1つだけになります。正確には「同時に」履修できないだけなので、時間はかかりますが1つ終わらせ後に、別の資格課程をまた1つ履修する、ということは可能です。なんでそんなシステムなのかよく分かりません。

再び登録料を支払う必要がある

筆者は、司書の「情報サービス論」(4単位)と「図書館サービス論」(2単位)を残したまま卒業しました。ぼくはてっきりそのまま科目等として履修するかと思っていましたが、それは違います。改めて科目等履修生として登録料を払い、科目等として1単位あたり5,000円を支払って履修します。正科生の時のすでに登録料10万円を払ったからなんて関係ありません。

ぼくの場合は次のようになりました。

科目等の費用
登録料 図書館サービス論 情報サービス論 合計
10,000円 10,000円 20,000円 40,000円

ここに、スクーリングや試験があれば交通費と面接授業料がさらにかかります。というわけで、ぼくは科目等での履修を選択しませんでした。ただし、司書だからの話で、これが教職だったなら科目等で継続して学習した方がいいと思います。

他大学で履修することも考える

ぼくのケースだと、他大学でもさほど費用が変わりません。たとえば、完全に自宅で修了できる近畿大学通信教育部の科目等履修生図書館司書コースだと次のようになります。1単位あたり5,000円は芸通と同じです。入学金と選考料がかかりますが、試験が自宅で受けられるので、費用は相殺されると思います。

近畿大学での費用
入学金 選考料 図書館サービス論 情報サービス論 合計
20,000円 10,000円 10,000円 10,000円 60,000円

これは、近畿大学通信教育部に送った学費に関する質問の回答からの計算です。ただ、情報サービス論の単位数が違うので、確実に大丈夫といえる自身はありません。とりあえず、司書に関しては大阪芸大でとるメリットはあまり無いと思います(スクーリングも多いです)。

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