nmtuiの表示崩れ対策
nmtui
のようなターミナル上でGUIを提供するコマンドを実行すると、表示が崩れてしまうことがあります。下掲したスクリーンショットをみると、枠が大きく崩れて表示されているのが分かります。操作は可能ですがかなり厳しいと思います。
環境:Linux Mint19、GNOME-Terminal
表示崩れの原因は、UTF-8の東アジアフォント(CJK)の曖昧幅の記号等を全角幅に固定したことに由来します。その対策は、環境変数の設定で行います。ちなみに、CJKとは、China、Japan、Koreaそれぞれの頭文字です。
環境変数WCWIDTH_CJK_LEGACY=yes
を設定します。WCWIDTH_CJK_LEGACY
は、文字コードをUTF-8からASCIIにフォールバックさせます。設定後にnmtui
を再び起動すると正しく表示されていると思います。恒久的に設定したい場合は、.bashrc
に同じコマンドを記述します。
$ export WCWIDTH_CJK_LEGACY=yes nmtui
$ nmtui
更新情報
- 作成日:2019-11-26
- 作成日:2022-04-27