82)迷惑メール対策
最近、お問合せページ経由の迷惑メールが増えてきたのでした。届く迷惑メールの殆どは英語で書かれたものだ。内容はしっかりと読んでないが、SEO対策や応答速度の向上、といった宣伝のようである。これらはいわゆるスパムと呼ばれるものだ。通常、スパムはメールサーバーでフィルタリングをかけることで、ある程度ブロックできる。しかし、お問合せフォームからくるものをフィルタリングする訳にはいかないだろう。そこで、いくつかスパム対策を考えてみた。
まず、「以上の内容でよろしいですか」といった確認ボックスを用意し、それにチェックを入れないと送信できない、というものだ。だが、自動ですべてのチェックボックスにチェックを入れられた場合は防げないだろう(その対策も可能だがイタチごっこである)。つぎに、問合せ内容の本文に日本語がないと届かないようにする、というものだ。これは実装が簡単でかなり効果があるので、中々よいアイデアだと思う。しかし、それは色々な可能性を摘んでしまうだろうし、将来的に外国語のページも作りたいので今回は不採用とした(それに日本語のスパムは防げない)。そして最後は、あきらめて何かしらのサービスを利用する、というものであり、それを採用した。
掲示板等で、「私はロボットではありません」というチェックボックスを見かけることがある。調べてみるとGoogle謹製のスパム対策ツール「reCHAPTCHA v2」というもので、チェックを入れるまでの過程を分析することで人間かロボットかを判断するらしい。本サイトもこれを導入すればスパムが減るのでは、と思い調べてみると、「reCHAPTCHA v3」にバージョンアップしていた。v3は、チェックボックスすらないタイプで、ページ内の行動を分析・評価して人間か否かを峻別するようである。これなら認証作業といった、利用者に負担が一切かからないので、非常によいと思う。
早速reCAPTCHA v3を実装してみた。お問合せページを開くと右下にreCAPTCHAのアイコンが表示されるようになった。すると毎時おきに来ていたスパムがぴたりと止まった。念の為、自分で入力した情報を送信してみると、ちゃんと届く。成功である。ところで、本サイトのお問合せフォームは、「FIRSTSTEP」というWeb系のプログラムを配布しているサイトで公開されているものを改造して使っている。サポート掲示板まである良心的なサイトなので、サイトを作ろうと思っている人は是非活用してほしい。
2019-08-23