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金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。

和声法とその活用

和声法の学習と疑問点、そして活用について概観します。和声法は、クラシック音楽の作曲おける代表的な学習の一つです。具体的には、与えられた旋律(声部)に対して、和音の機能を考慮しながら他の旋律(他声部)を付ける方法論かつ訓練です。アカデミックの世界では特に重要な技法とされています。その一方で、学習コストが高い割に役に立たない、という印象が強いのも事実です(これを支持する作曲家も少なくありません)。

追記(2020-09-11):バス課題が運要素の強いパズルに感じる、という人を対象にした、「バス課題の基本的な考え方」という、初歩的なバス課題(芸大和声1巻相当)の実施に関する記事を書きました。

和声法とは

和声法・和声学とは、「古典和声」と呼ばれるものを指しています。古典和声とは、バッハからフォーレあたりまでの和声を体系的にまとめたものです。したがって古典和声は、古典派の和声という意味ではありません。

和声法は一般的に、ソプラノ(Sop.)、アルト(Alt.)、テノール(Ten.)、バス(Bas.)の四声体を基本としています(デュボワの『和声学』)では、三声体による課題も登場します)。それぞれの基本となる音域は概ね次の通りです(譜例1)。上が大譜表、下がハ音記号を使った連合譜表です。各音域は、あくまでも目安であり、テキストによって多少の幅があります。

【譜例1 和声の音域】
和声の音域

これらの音域は、その名称からも分かるように、合唱の各音域に対応しています。この音域を拡張/縮小することで、弦楽四重奏に対応することもできます。(譜例2)。

【譜例2 弦楽四重奏の音域】
弦楽四重奏の音域

和声法の学習

和声法の学習は、大きく二種類に大別されます。一つは和声の規則を学ぶ理論編、もう一つは学んだ規則を実際に試してみる実践編です。和声法の学習は、このように「理論と実践」で成り立っています。現在、流通している和声法のテキストの大半が、この理論と実践が交互に来るように設計されています。

和声法の実践は、和声課題と呼ばれる問題を解くことで行います。これを「実施」と言います。詳しくは「和声課題集とその入手方法」を参照ください。

和声法には三種類の実施が用意されています。一つ目は、バスが与えられ、テノール、アルト、ソプラノの上三声(じょうさんせい)をつける「バス課題」。二つ目は、ソプラノが与えられバス、てノール、アルトの下三声(かさんせい)をつける「ソプラノ課題」。そして三つ目は、バスとソプラノが交互に与えられる「アルテルネ課題」です。

それぞれの課題には、特徴があります。まず、バス課題には主旋律がありません。バスに与えられた主題と模倣技法を屈指して曲を組み立てます。これは、バロック時代の作曲法に近いものです。他方、ソプラノ課題は、主旋律がソプラノに与えらています。バス課題のように、主題の模倣が組み込まれることはありませんが、可能性がある場合は模倣を適宜用います。これは、ロマン派の作曲法に近いものです。

和声法の独習の可能性

「和声法の独習は難しい(または不可能)」と言われることがあります。筆者は、半分はその通りだろう、と思います。しかし、不可能とは思いません。

まず、独習が容易な「半分」は、和声法の規則である「理論」の習得です。和声の理論の習得には、高校入学程度の理解力があれば問題ないと思います。日本の和声法の代表的なテキストである島岡譲の『和声——理論と実習』では、和声法の理論がシステマチックに体系化されています。要点を覚えるだけならそこまで難しいものではないでしょう。もちろん、その原理を考え出すと、途端に難しくなります。

つぎに、独習が難しい「半分」は、和声法の理論を実際に使ってみる「実践」です。和声法の課題は、初期こそパズル的な要素が強いですが、後半に進むにつれ音楽的な発想が強く求められます。和声法を実施する意味は、理論から外れないように音を配置する、といった理論の確認ではなく、音楽的な美の可能性を追求するものです。そのためには、多様な視座が必要になります。ここに独習の難しさがあるように感じます。しかし、和声法が分からなければ、クラシックの作曲ができない、ということはないと思います。

和声法の活用

和声法が活用できる場面を考えます。たとえば、オーケストラのような大編成楽曲の骨組みや、楽譜上で便宜上の和音を決定する、などといったスケッチが考えられます。もう少し密着したものとして、弦楽合奏や合唱編曲などが考えられます。特に合唱は、教育現場で多く利用されており、その作曲や編曲に和声法が大いに役立ちます。

和声法の音域は、前述したように合唱の音域に合わせてあります。つまり、簡単な合唱曲であれば、和声課題の要領で作曲や編曲が可能ということになります。その例を見てみましょう(譜例3)。

この混声四部合唱曲は、合唱曲のテクニックは殆ど使わずに、和声法を主眼において書いたものです。このような無伴奏合唱を書く場合に、和声法で培った経験が効果を発揮します。下部に和音記号を振りましたので、参考にしてください。なお、18小節4拍目のD56は、増五六の和音(ドイツの六)のことです。

【譜例3 混声四部合唱】
混声四部合唱曲 混声四部合唱曲

終止後の転調では増音程を多く取っていますが、それぞれの楽節では和声法をそのまま(課題的に)活用しています。もし、合唱にピアノ伴奏を付ける場合は、ピアノが和音を演奏してくれます。したがって、合唱部は、ユニゾンやオクターブを多用するなど、声部を減らして縦の響き(和音)を緩めても全く問題ありません(和声法の活用という視点からは離れます)。

和声法の疑問点

和声法を学習していると、さまざまな疑問点が出てきます。ここではその疑問について考えてみます。ここでは、連続1度や連続8度と連続5度、完全4度の取り扱い、III度の和音、そして弱進行について取り上げます。なお、ここで説明した理由は、筆者の感覚や経験によるものです。

連続1・8度と連続5度はなぜ禁則なのか

和声法の規則の中でも最も厳しく判定されるのが、連続1・8度、及び連続5度です。連続1・8度や連続5度が和声法で禁則となってる理由について考えてみます。

和声法は、垂直の響(和音)を意識しながら、声部の独立性を保たせる技法です。この声部の独立性を保つために、声部間での連続1・8度が禁則とされています。というのも、連続1・8度する箇所が、ユニゾンあるいはオクターブで補強した旋律のように聞こえてしまうからです。つまり、声部が一つ消失したかのように感じ、声部の独立性が損なわれます。直行も同じ理由です。

【譜例4 連続・直行8度の例1】
連続8度の例1

前掲の譜例で連続8度になっている箇所を一声部に纏めてみると、声部が消失たように聞こえます(譜例5)。少し極端ですが、イメージとしてはこのような現象といえます。なお、曲尾で完全終止する場合に、反行連続8度が許される場合もあります。

【譜例5 連続・直行8度の例2】
連続8度の例2

つぎに、連続5度が禁則とされる理由です。連続5度は、連続1・8度のように声部の独立性が損なわれるというよりも、様式の問題な気がします。5度が連続すると、硬い響きになる印象があります。また、原博の『和声実習110課題集』(1991)では、「連続5度が禁じられるのは様式に混乱をきたすからである」と記されています。

以上から、連続5度は連続1・8度と比較すると許容される場面が多くあります。たとえば、完全5度から減5度への進行は和声法でも許されています(バッハは逆、つまり減5度から完全5度への進行も許しています)。増五六の和音(ドイツの六)から属和音に解決する場合のバス、テノール間の連続五度(モーツァルトの五度)があります。

完全4度はなぜ不協和音なのか

楽典の音程の項を見ると、完全4度は協和音程と明記されています。しかし、和声法の学習においては、バスと他声部間に形成される完全4度を含む和音(四六の和音)は、不協和音とされています。その理由は、和声法における協和・不協和音の定義にあります。

和声法での協和音は、長・短三和音の基本形(五の和音)と、その第一転回形(六の和音)の2種類が定義されています。つまり、それ以外の三和音(第三転回形(四六の和音)や七の和音などは、全て不協和音ということになります。ある和音に予備や解決が必要であれば、それは不協和音と定義できます。

ややこしい不協和音のケースとして、「属七の和音の根音省略形の第一展開形(VII度の和音)」があります。この和音をバスから度数を数えると、短3度と長6度で構成されています。しかし、この和音は、協和音程だけで構成されているのも拘らず不協和音として扱います。というのも、導音や第7度音の解決が必要だからです。やはり、「予備」や「解決」が必要なものが不協和音といえます。

【譜例6 VII度の和音の第1転回形】
VII度の和音の第一展開形

III度の和音について

和声法のテキストでは、III度の和音があまり登場しません。島岡譲の『和声——理論と実習』でも反復進行で現れる程度です。その理由として、III度の和音は、トニック(T)とドミナント(D)の両方の機能を持っており、和声法の学習途中では使いづらい、ということが考えられます(テキストによっては早い段階でIII度の和音が登場するものもあります)。

III度の和音は、トニックとドミナントの機能を使い分けることができるので、先行和音から後続和音に比較的自由に繋ぐことができます。なお、III度の和音の和音構成音の中には導音が含まれていますが、この導音の解決は必須ではありません。ただし、次で述べるよう短調の場合は導音の取り扱いが少しややこしくなります。

【譜例7 III度の和音(長調)】
長調でのIII度の和音の例

短調でIII度の和音をつくる場合は、導音を含む和声短音階を元に作ります。つまり短調のIII度の和音は増和音となります。しかし、同時に自然短音階で作ったIII度の和音も存在します。前者の増和音の場合はドミナント(D)として、導音を解決した方が自然かもしれません。

【譜例8 短調でのIII度の和音】
短調でのIII度の和音の例

導音の扱い

導音は限定進行音として、主音か属和音の第三度音に解決します。しかし、導音が内声にある場合、下降にすることがあります。その判断基準の一つとして、上声部が導音に変わって解決する場合があります(譜例9)。

【譜例9 3度下行する導音】
下行する導音

アルトの導音(シ)が主音(ド)に解決せず、属音(ソ)に3度下行しています。そして解決すべき主音(ド)の位置では、アルトの代わりにソプラノが主音(ド)を鳴らしています。この場合は、ソプラノとアルトが同度で主音(ド)を鳴らすよりも、解決はソプラノに任せて、アルトは3度下行してソを鳴らした方が、充実した縦の響きが得られます。

弱進行について

和声のテキストでは、和音の配置を、T-D-T、T-SD-T、T-SD-D-Tといったカデンツ(K1、K2といった具合に)にしたがって説明され課題が提示されています。これは弱進行が禁則であるかのように錯覚します。

では、T-D-SD-TやD-SD-Dといった進行は、前述のカデンツにしたがっていないので不可なのでしょうか。答えは可能です。なぜならば、弱進行はそもそも禁則ではないからです。機能感が弱い故に使用例が少ないだけです。もし「禁則」としているテキストがあれば、それは学習上の混乱を防ぐための便宜的な規則だと思います。それでは、弱進行が現れる場面を見てみましょう。(デュボワの『和声学』では、V > IV6 という進行が多く登場します。)

代表的な弱進行は、属和音(V)から下属和音(IV)への進行です。この進行は度々禁則だと言われることがあります。その理由として後述する「トリトンの対斜」が関係しているのかもしれません。

【譜例10 V > IVの進行】
弱進行の例
【譜例11 V > IV^1の進行】
弱進行の例2

トリトンの対斜(三全音の対斜)とは、先行和音のソプラノと後続和音のバス間に、増4度ができる状態です。これは禁則とされていますが後述するように神経質になる必要はありません。トリトンの対斜に関しては、ケルビーニの『対位法とフーガ講座』(2013)に詳しく書いてあります(演繹的に説明されていますが、前提が危ういように感じます)。

【譜例12 トリトンの対斜】
トリトンの対斜

IV度の和音が、V度の和音に挟まれた形の「刺繍和音」では、トリトンの対斜は一時的なものとして、許可されます。

【譜例13 刺繍和音】
刺繍和音

刺繍和音でないのにトリトンの対斜ができてしまう場合には転回形を用います。しかし、近年の和声法ではトリトンの対斜はあまり重要視されていないように感じますので、そこまで神経質になる必要はないと思います。

もう一つの弱進行の例として、V度の和音からII度の和音へ進行するものがあげられます。頻度は、前述したV度の和音からIV度の和音への進行に比べると少なめですが、バッハの平均律クラヴィーアのフーガに現れます。

【譜例14 V > IIの進行】
弱進行の例3

代表的な弱進行を見てきました。弱進行はその名の通り機能感が弱く感じますが、一方で独特の雰囲気を持っています。弱進行を知っていると、楽曲や和声課題で引っかかる進行が登場しても慌てずに分析できると思います。

和声法のテキスト

日本において、和声法のテキストが多く出版されています。ここでは筆者が知っている限り、和声のテキストを紹介します。同一の作者で新版や、出版社とタイトルは異なるが、内容が同一と思われるものは新しい本を紹介します。なお、鍵盤和声、そして演奏向けアナリーゼのものについては独断で判断して割愛しました。

重版のもの

  1. 伊藤謙一郎、柳田憲一『学生のための和声の要点』サーベル社、1998年
  2. 伊藤謙一郎、柳田憲一『学生のための和声の要点 第2巻』サーベル社、1998年
  3. 伊藤謙一郎、柳田憲一『学生のための和声の要点 模範実施集』サーベル社、1998年
  4. 佐怒賀悦子『演奏につなげる 和声 入門ワーク』ヤマハ・ミュージックメディア、2015年
  5. 島岡譲・他『和声——理論と実習 I』音楽之友社、1964年
  6. 島岡譲・他『和声——理論と実習 II』音楽之友社、1965年
  7. 島岡譲・他『和声——理論と実習 III』音楽之友社、1967年
  8. 島岡譲・他『和声——理論と実習 別巻』音楽之友社、1967年
  9. 島岡譲『総合和声—実技・分析・原理』音楽之友社、1998年
  10. 島岡譲『総合和声—実技・分析・原理〈別巻〉課題の実施』音楽之友社、2001年
  11. 島岡譲『和声と楽式のアナリーゼ バイエルからソナタアルバムまで』音楽之友社、1964年
  12. 竹内剛、菅野真子『新総合音楽講座7 和声法』ヤマハ音楽振興会、1998年
  13. 田中範康、岩本渡『和音分析の基礎 I』オブラ・パブリケーション、2015年
  14. 土田京子『これだけは知っておきたい 土田京子の説き語り 和声法講座』ヤマハミュージックメディア、2009年
  15. 土田京子『解きながら身につく 土田京子のスーパー和声法講座』ヤマハミュージックメディア、2014年
  16. デ・ラ・モッテ,ディーター『大作曲家の和声』滝井敬子、シンフォニア、1980年
  17. 中田喜直『新版 実用和声法 旋律に美しい和音をつけるために』音楽之友社、2006年
  18. 中村隆一『モンテヴェルディからドビュッシーまで 大作曲家11人の和声法 上巻』全音楽譜出版社、1993年
  19. 中村隆一『モンテヴェルディからドビュッシーまで 大作曲家11人の和声法 下巻』全音楽譜出版社、1993年
  20. 野田暉行『要約和声 第2版』E World Japan Publishing、2011年
  21. 林達也『新しい和声——理論と聴感覚の統合』アルテス、2015年
  22. 彦坂恭人『実践!作曲・アレンジに活かすためのポピュラー対位法』自由現代社、2016年
  23. ピストン,ウォルター『和声法——分析と実習』角倉一郎訳、音楽之友社、2006年
  24. 物部一郎『創作和声、理論と実習年』音楽之友社、1985年
  25. 柳田隆義『名曲で学ぶ和声法』音楽之友社、2014年

絶版のもの

  1. 浅木夢二『和声学講義 伴奏の付け方』シンフォニー楽譜出版社、1936年
  2. 池譲『和声学研究』新興音楽出版社、1943年
  3. 池内友次郎『和音構成音、I年 協和音』音楽之友社、1980年
  4. 池内友次郎『和音構成音、II年 不協和音』音楽之友社、1980年
  5. 池内友次郎『和音構成音、I年、II年 課題・実習 実施編』音楽之友社、1981年
  6. 池内友次郎『和音外音』音楽之友社、1965年
  7. 石黒脩三『改訂版 和声学 解説と課題』全音楽譜出版社、1978年
  8. 依田光正『基本 和声I』、1995年
  9. 依田光正『基本 和声II』
  10. 依田光正『基本 和声IIB』
  11. 伊藤義雄『和声学自修問答』新興音楽出版社、1940年
  12. ウェッジ,ジョージ『応用和声 第1巻、全音階的和声年』花村光浩訳、国立音楽大学、1975年
  13. ウェッジ,ジョージ『応用和声 第2巻、半音階的和声年』花村光浩訳、国立音楽大学、1979年
  14. 大沼哲、坂川繁夫『和声学 上』陸軍戸山学校軍楽隊研究部、1927年
  15. 大沼哲、坂川繁夫『和声学 下』陸軍戸山学校軍楽隊研究部、1927年
  16. 岡田昌大『実用的和声法 理論および実習と応用』音楽之友社、1983年
  17. ケックラン,シャルル『和声の変遷』清水脩訳、音楽之友社、1962年
  18. コステール,エドモン『和声の変貌 音高組織の論理』小宮徳文訳、音楽之友社、1980年
  19. 小山清茂、中西覚『日本の音を求めて 日本和声 そのしくみと編・作曲へのアプローチ』音楽之友社、1996年
  20. 田中敬一『和声学教授書』三松堂松邑書店、1920年
  21. 田中正平『日本和声の基礎』創元社、1940年
  22. ディエニ,アミイ・ドンメル『生きている和声 調性的和声』音楽之友社、1967年
  23. デポルト,イヴォンヌ、ベルノー,アラン『和声法 基礎理論 大作曲家の和声様式』永冨正之・永冨和子訳、ビュッフェ・クランポン、1990年
  24. デュボワ,シャルル『和声学〈理論編〉』平尾貴四男訳、矢代秋雄編、音楽之友社、1978年
  25. デュボワ,シャルル『和声学〈実施編〉』平尾貴四男訳、矢代秋雄編、音楽之友社、1978年
  26. トゥイレ,ルードウィヒ、ルイ,ルードルフ『和声学』山根銀二・渡鐘子訳、音楽之友社、1954年
  27. 外崎幹二『和声の分析』音楽之友社、1974年
  28. シェーンベルク,アルノルト『新版 和声法 和声の構造的諸機能』上田昭訳、音楽之友社、1982年
  29. 島岡譲『和声の原理と実習』音楽之友社、1958年
  30. 下総皖一『新版 和声学』音楽之友社、1931年
  31. 七ツ矢博資、嵐野英彦、北浦恒人『和声法 基本とその応用 基礎音楽演習3』レッスンの友社、1991年
  32. 成田為三、岡本敏明『初等和声学』西崎嘉太郎増補、ドレミ楽譜出版社、1973年
  33. パーシケッティ,ヴィンセント『20世紀の和声法 《作曲の理論と実際》』水野久一郎訳、音楽之友社、1963年
  34. 長谷川良夫『大和声学教程』音楽之友社、1950年
  35. 原博『実力養成のための和声実習110課題集 解説と課題編』全音楽譜出版社、1991年
  36. 原田彦四郎、守安省『歌謡作曲文検受験独習和声学』共益商社書店、1935年
  37. ハル,A.イーグルフィールド『近代和声学の説明と応用』創元社、1939年
  38. ヒンデミット,パウル『和声学 第I巻』坂本良隆訳、音楽之友社、1952年
  39. ヒンデミット,パウル『和声学 第II巻』坂本良隆訳、音楽之友社、1952年
  40. 福井直秋『和声学教科書』共益社書店、1921年
  41. ボリス,ジークフリート『和声法 考え方・学び方・解き方』田中邦彦・永田孝信訳、音楽之友社、1953年
  42. 諸井三郎『機能和声法 原理と実際』古賀書店、1941年
  43. 矢代秋雄、竹内剛『総合音楽講座4 和声法とその応用』ヤマハ振興会、1972年
  44. ヤダースゾーン『和声学教科書』乙骨三郎訳、大阪開成館、1929年
  45. 山田耕筰『和声学及作曲法 音楽叢書6』清教社、1940年
  46. リムスキー=コルサコフ『和声法要義 AB共』菅原明郎訳、音楽之友社、1953年
  47. リムスキー=コルサコフ『和声法実習』服部龍太郎訳、召音社、1922年
  48. リヒテル,E.F『新譯律氏和声学』浅田泰順訳、高井楽器店、1913年
  49. クレール,ステファン『和声学』片山頴太郎訳、高井楽器店、1932年
  50. 松平頼則『新訂 近代和声学 近代及び現代の技法』音楽之友社、1955年
  51. 山田光生・他『和声法演習――理論・実習編』旭商事、1996年

洋書のもの

  1. Bitsch, Marcel. Precis d'Harmonie Tonale: 調性和概要. 飯島英嗣(ed.)、Paris, Leduc, 1983.
  2. Dandelot, George. Resume du Cours d'Analyse Harmonique. Pairs, Henry Lemoine, 1970.
  3. Desportes, Yvonne. Precis d'Analyse Harmonique. Paris, Heugel, 1985.
  4. Desportes, Yvonne. et Bernaud, Desportes. Manuel Pratique pour l'Approche des Style, de Bach a Ravel. Pairs, Gerard Billaudot, 1983.
  5. Dubois, Theodore. Traite d'Harmonie: Theorique et Pratique. Paris, Heugel, 1881.
  6. Dubois, Theodore. Traite d'Harmonie: Theorique et Pratique Realisations des Basses & Chants du Traite d'Harmonie. Paris, Heugel, 1881.
  7. Dupre, Marcel. Cours d'Harmonie Analytique: 1ere Annee. Paris, Leduc. 1936.
  8. Dupre, Marcel. Cours d'Harmonie Analytique: 2me Annee. Paris, Leduc, 1936.
  9. Persichetti, Vincent. Twentieth-Century Harmony: Creative Aspects and practice. New York, W.W.Norton, 1961.
  10. Salmon, Raymond. Cours Complet d'Harmonie. Paris, Combre.
  11. Tchaikovsky, Peter Ilyitch. Guide to the Practical Study of Harmony. Emil krall, and James Lebing(eds.), Leipzig, P.Jurgenson, 1900.
  12. Schoenberg, Arnold. Structural Functions of Harmony Revised edition. Leonard Stein(ed.), New York, W.W.Norton, 1969.

参考資料

  1. 島岡譲・他『和声――理論と実習』音楽之友社、1964-67年
  2. デュボワ,テオドール『和声学――理論篇』平尾貴四男訳、矢代秋雄校訂、音楽之友社、1978年
  3. 原博『和声実習110課題集』全音楽譜出版社、1991年、30頁
  4. ケルビーニ,ルイージ『対位法とフーガ講座』小鍛冶邦隆訳、アルテス、2013年、18頁

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